ダイヤモンド・ドラッグストア2020年5月15日号
2020年5月15日発売
【特集】
成長ヒント満載! 注目フォーマット
店舗飽和が指摘されて久しいコンビニエンスストアと同じく、ドラッグストア(DgS)もオーバーストア化傾向に拍車がかかっています。今後は人口減少の影響が大きく出始め、1店舗当たりの人口が減っていくことは想像に難くありません。競合と同質の店舗が増えれば、限られたパイを奪い合う競争が激しさを増します。競合がマネできない差別化策がいよいよDgSにも必要になっているのです。
加えて競争の激化も既存フォーマットを変える圧力になりそうです。
自社の「小商圏型メガドラッグストア」が次世代フォーマットと考えるコスモス薬品(福岡県)は5月2日、茨城県龍ケ崎市に「龍ケ崎ニュータウン店」をオープンしました。それまで関東地区の既存店は、インバウンド向けの“副業的”な店舗か、実験的な都市型店が中心でした。同社は20年5月以降、主力の食品満載型の郊外型店舗を関東地区に積極出店する計画で、関東地区の小売業は大きな影響を受けることになります。
また、マツモトキヨシホールディングス(千葉県)とココカラファイン(神奈川県)の経営統合の影響も見逃せません。両社の経営統合によって、都市部でダントツのヘルス&ビューティケアのシェアを持つ、売上高約1兆円のオムニチャネルDgS企業が誕生することになります。
このような状況の中、有力DgS企業は新しい店舗フォーマットづくりに乗り出しています。日本だけではなく、米国のDgS企業にも同じ動きがあります。
本特集では、
(1)中部薬品(岐阜県)の都心型フォーマット
(2)トモズ(トモズ)の「THIS IS 365」
(3)CVSヘルスの「CVSヘルスハブ」
(4)ウォルグリーンの都市小型フォーマット
(5)ウォルマートの「ウォルマート・ヘルス」
(6)ダラーゼネラル
(7)ダラーツリー
(8)デトックスマーケット
を採り上げました。
今号は、特別企画「早稲田大学教授・恩藏直人の新・流通マーケティング入門講座」のほか、米英小売業の新型コロナウイルス対策なども読みどころです。
ぜひご一読ください。
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