ダイヤモンド・チェーンストア 2022年2月1日号
2022年2月1日発売
【特集】
「百花繚乱、食のECシフトどこまで進むか? ネットスーパー新時代」をお届けします。
新型コロナウイルス感染拡大を機に、食品小売業各社がネットスーパー事業の拡大に動いています。大手企業は大型物流センターを続々と稼働させるほか、アマゾンジャパン(東京都)などの大手プラットフォームやフードデリバリー事業者との提携でサービスを広げる企業など、その展開手法はかつてよりも多岐にわたっています。
一方、「ネットスーパー事業は本当に投資に見合った成長が見込めるのか」という懐疑的な見方がまったく存在しないわけではありません。このネットスーパー市場の新しい局面に、食品小売業はいかに向き合っていくべきか──。先進的な企業や米国の事例、専門家による提言を交えながらその方向性を提示する、というのが本特集の趣旨です。
今号ではこのほか、「THE INTERVIEW」に、関西フードマーケット社長兼H2Oリテイリング副社長の林克弘氏が登場。エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング(大阪府/荒木直也社長)傘下の食品スーパー(SM)2社と、関西スーパーマーケット(兵庫県)の経営統合により、売上高約4000億円の関西最大の食品スーパーグループとして誕生した関西フードマーケット。競争が激化する中、今後いかに経営の舵を取るのか聞きました。
さらに、セブン&アイ・ホールディングス(東京都)の完全子会社として旧ヨークマートから商号変更し20年6月に発足したヨーク(東京都)の大竹正人社長も直撃。セブン&アイHDが進める「首都圏食品戦略」の中核を担う企業のトップとして、戦略の進捗と今後の動きについて語ってもらいました。
このほか、「DCSレポート」ではオークワ(和歌山県)が進める食品スーパーに100円ショップを組み合わせた出店戦略の全貌に迫るほか、フランス発のオーガニックスーパー「ビオセボン」(運営:ビオセボン・ジャポン)の新店の売場から、国内の最新オーガニック事情について考察しました。
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